・ドライアイスは、炭酸ガス(二酸化炭素)を固体にしたもので、
マイナス78.5℃の極めて低温の物質です。
・固体のドライアイスは、空気中で気体になります。
この現象を昇華と言います。
ドライアイスの昇華ガス量は、0℃のときで元の体積の
750倍にもなります。
また1kgのドライアイスからのガス体積は0.5m3となります。
・昇華した気体(炭酸ガス)は空気と比べ1.5倍程度の重さがあり、
低いところに溜まり下に向かって流れる性質があります。
ドライアイスの最大の用途は食品の保冷輸送です。
食品の配送や宅配におけるクール便、また飛行機の機内食を
保冷したり、といったところで役立っています。
工業用分野においては、ドライアイスブラスト、金属の低温処理などに利用されています。
また、テレビ、映画、舞台などの煙・霧・湯気などの効果、演出に利用されています。